風が吹く中で
悲しい別れ
窓から光が射し込む

私の首と腰に腕が回り、髪に吐息がかかり昨夜の事を思い出すとドキドキする


顔を少しあげて見上げると整った顔が目の前にありドキドキする


「まつげ長いな…」

小声で言ったつもりだったけど、私の声で「ンッ」と言いながら翔さんが少し目を開けた


「おはよう」


「…はよ」
< 94 / 244 >

この作品をシェア

pagetop