先生のビー玉
そして3時間半ほどが過ぎ、競技会会場の高校に到着した。

「へぇ…ココがK学園かぁ…やっぱりきれいだわ」

貴子が呟く。

「建て替えたばっかりだからなぁ。
冷暖房完備、去年なんてなぁ…戸田」

「灼熱の体育館で汗だくでやりました」

「だったよなぁ」

なんて言っていると、

「田村先生」

池田が玄関のところで手を振っている。

「せんぱーいっ」

由梨や由香と恭子もすでに到着している。

「ちょっと遅くなってしまって」

申し訳なさそうに言う田村。

「寝坊なんでしょっ」

恭子が言う。
大きくうなづく貴子。

「でもね…」

貴子が恭子に耳打ちする。
どうやら、佳奈が彼の携帯番号をゲットしたことを報告しているらしい。
ニヤニヤと顔がほころんでくる恭子。
二人して佳奈を冷やかす。
そんな時…

「戸田、ちょっと先に会場に行くぞ。
他は、控室の教室に行ってから来い」

「あ、貴子…これお願い」

かばんを貴子に託すと彼のあとに続く。
残った5人は、控室に向かった。
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