どスケベやけど…Final
「何や、母さんボーッとして。」
「え?ああ、お父さんもう出たん?」
「考え事とかしとったんか?」
「太一のな、子供の頃の事思い出しとったんよ。
ほら、中学の時。
先輩とバイク乗って…。」
「あぁ、バイクごと滑って怪我した?」
「そう。あの時は、心臓止まるか思うて…。
今だに傷残って。」
「早いなぁ…。
もう結婚する年になったんやなぁ…。」
「ド派手な彼女、連れて来た事も…」
「そうなんか?
どんな子やったん?」
「めちゃ派手やったけど、ええ子やったで?」
「そうか…。」
思い出話しと共に、夜が更ける…。