虹の世界
朝の散歩で逢う度、


「美羽とデート、早くしたいな。」


「私はいつでも?」


「……………ごめんなさい。」


朝は、マンションにいる限りは、必死に早起きした。

出来ない日もあったけれど、メールという手段を手に入れてからは、毎日、メールをした。

可愛い絵文字が新鮮で、すっかり恋人気分だった。


「瞭くん、このあと、大丈夫なの?」

「大丈夫。完全フリー。どこ行きたい?ディズニーランドは無しね。さすがに今からじゃきっついわ。」


ディズニーランドに行ったことがないと話してた。都内に居ながら鎖国だねって笑ってた。


「まさか。そんなとこ全然良いよ。」


「次、朝から休みになったらさ、必ず。ね?」


「…ん。ありがと。」


嬉しそうに。でも、ちょっぴり申し訳なさそうに笑った。



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