虹の世界
「これ、美羽ちゃんに。」


差し出したプレゼントにゆっくりと手を伸ばした。


「…………ありがとうございます。」


必死に笑おうとする彼女。

照れてるんだと勘違いした周りがわざと俺たちを盛り上げる。

俺も、調子を合わせて、握手して笑った。









その晩、送ったメールに、返事は返らなかった。









謝らなきゃ…………。










明日の朝まで待てなかった。










でも、朝まで待った。










考える時間が必要……そんな気がしたから。










たいした事じゃない。

でも、やっぱり、大きな問題だった。

そんな、表情をしていた。

握手した手が、震えていた。

心が、震えていた。





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