虹の世界
お店にある小さなテレビ。

笑顔の彼を見つけた。

私の知らない彼を見付ける度、どんどん憂鬱になる。

それと同時に、彼を想う気持ちが深くなる。

だから、日が立てばたつほど、連絡出来なかった。

胸の奥に秘めてしまう。

それが一番だと決めた。

なのに………











なのに、彼は、やって来た。










彼と向き合う勇気はなかった。

歩きながら、どうすれば良いのか分からない自分。

後ろを歩く彼が、彼が恐くて………

ただ、涙が流れていった。









「帰るよ。」










いらついた言葉が投げられた。

途端、覚悟をした。

さよならの覚悟を。




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