おにぎり丼。
エリコや村松さんも相当落ち込んでいるだろうが、一番ショックだったのは私だ。

ヨッチーに嫌がらせをしたのは私だし、ヨッチーがエリコを恨むように仕向けたのも私だ。

私は少しやりすぎていたのかもしれない。

胸が張り裂けそうだった。


ヨッチー、

何で死んでしまったの!?

あなたはそんなに弱かったの!?

私は心の中で叫びながら長い間泣いていた。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

私は悪い子でした。

全部私が悪いのです。

私は罪深い人間です。


ヨッチー。

本当にごめんなさい。


ヨッチーの仕事用の制服をこっそり毎日水で濡らして湿らせておいてごめんなさい。

隙あれば靴を隠してごめんなさい。

中傷のビラをたくさん作ってばらまいてごめんなさい。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


一通り泣くと、すっきりした。

まるで何事もなかったような気分になってきた。

私は、台所に行き、冷蔵庫をあけると、中から冷凍のお好み焼きを取り出した。

レンジでチンして、もぐもぐ食べていると、すっかり元気になった。

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