くちづけのその後で
朝食を済ませて片付けをした後は、出掛ける支度をした。


「服、着替えよう」


「はーい!」


あたしが言うと、海斗はピョンピョンと跳ねた。


「かいとがやるー!」


「出来る?」


「うんっ♪」


首を傾げるあたしに、海斗は得意気な笑顔を見せながら大きく頷いた。


結局、途中からはあたしが手伝ったけど、海斗は満足そうに笑っていた。


「じゃあ、行こ♪」


支度を済ませたあたし達は、いつもと同じ時間に家を出た。


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