くちづけのその後で
「海斗、寝かせてもイイ?」


「あっ、ちょっと待って!」


西本君を止めながら、慌ててクローゼット内にあるタンスから海斗のパジャマを取り出した。


「着替えさせんの?」


「うん。可哀相やけど、ちょっと汚れてるから……」


あたしは眉を下げながらも、海斗の服を脱がせ始めた。


「……ん、いやぁ……。まぁま……」


「ごめんね……。パジャマに着替えたらねんねしよ」


少しだけぐずった海斗を宥めながら、何とかパジャマに着替えさせた。


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