くちづけのその後で
あたしの仕事が休みの日には、海斗が保育園に行くかどうかは本人に決めさせている。


普段、海斗と一緒にいてあげられる時間が少ない分、休みの日には出来るだけの事をしてあげたい。


だから、海斗が保育園を休みたいと言った時には、二人で過ごす事にしていた。


「じゃあ、保育園に行こっか♪下まで手繋ご!」


「うん!」


朝食を済ませたあたし達は、家を出て階段を降りた。


そして駐輪場に行き、いつものように自転車で保育園に向かった。


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