くちづけのその後で
「許されへん……。あたしが芳樹殴って来たる!」


何度もそう言った亜由美を、必死で引き止めた。


「やめて!」


パパとママを傷付けたくない……


あたしの頭には、それしか無かった。


それでも、もし妊娠していたらと思うと恐くて…


あたしは亜由美に付き添って貰って、産婦人科を受診した。


妊娠していない事を、ひたすら祈りながら…。


だけど…


「ご懐妊ですね」


産婦人科医のたった一言が、あたしをどん底に突き落とした――。


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