【短】雪の贈りもの
結局、500円を返す事もできず、私が落としたプリンをまた買わせてしまった……。

そう気づいたのは、やっぱり彼が会計を済まし、店の外に出てしまった時だった。

けれど、もうひとつ気づいた。

彼の手にしたプリンは、ひとつだけだったという事に。

そして、約束をした。

次、雪の降るときに──。



帰り道はなぜだか心が温かくて、もう止んでしまったはずの雪を探すように、夜空を眺めながら、のんびりアパートへ向かった。

そして部屋に戻ると、私はさっきの小説の続きを書こうとパソコンに向かった。

開くのは携帯小説サイトの自分のページ。

そこを開いた所で、手を止めた。

あれから約30分。

感想ノートに書き込み……あるだろうか。

仄かな期待を抱いて、ノートを開いてみる。

『あ……』

そこには1件の書き込みがあった。


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