彼は彼女にしか笑わない[短編]

べらんだ

「みーらい!!」

「あ!咲夜、那穂」

「授業サボってどこ行ってたの??」
「未來なんか複雑なかおしとるやん!?」

「何があったか聞きたいなぁ?」
そういうなり那穂と咲夜は私をベランダに連れてった。

「さて何があったの?」

「...」

「何かやなことあったの?」

「...玲矢くん振られちゃった」

私は玲矢くんにあったことをいった。

ベランダに寄りかかりながら呟いた。

「そうなんだぁ-複雑だね」

「ばーかお前が玲矢支えてやればいいぢゃん」

「えぇ?」

『がんばれ!!』

「ありがと!!」

「噂をすれば玲矢いんぞ!!」
本当だ。ここにいるといつも玲矢くんが見える、私たちの特等席。
がんばれ私!!

「いってくる!!」

「がんばっていってきいや~」

10月のかすかに肌寒い中を私は息を切らしながら走った。
渡り廊下まで来ると玲矢くんがいた。
「玲矢く~..」
ドンッ!!

「うぶッ!!」
痛たたた...

「ごめん..ッておよ?」
 あッ!!元カノさん...

「心配しないで、俺も彼女できたし..な?」

「玲矢、本気でいってるの?」
「本気だよ..」
ちゅッ!!


キス!!???
 
「行くよ」

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