王子嫌いなお姫サマ☆
「ねぇ―やっぱり恥ずかしいよ―……。///」
さっきから俺の手を離そうとする雫
「なんで?」
「なんでって!」
放課後、いつも通りに日誌を書いて帰ろうとしていた
もう暴露しちゃったじゃん……
それに手、繋ぎたかったから繋いだら、さっきからなかなか動こうとしない俺の彼女
大体雫が言いたいことは分かってる
いくら放課後だからといっても、部活や用事で残っている生徒がいっぱいいる
そいつらに見られるのが嫌なんだろう。