王子嫌いなお姫サマ☆
俺は全然いいのに。
寧ろどんどん見てほしい。
雫の彼氏は俺なんだってな。
「ほ―ら、行くぞ。」
雫の手を引く
「やっぱり無理―…!」
さっきからこの繰り返し
何度やるんだ?このやり取り?
「どうせバレたんだし。隠れる必要ねぇ―じゃねぇ―か。」
「……そ、それはそうだけど……」
「それに今日、あんな大胆告白しちゃってくれたわけだし♪」
「へっ!?///あ、あれは!必死だったから!!」
真っ赤になって言う雫
「ふぅ―ん。必死になるくらい俺のこと好きなんだ。」
「え!!/////」
やっぱりかわいい。
一々素直に反応するから、それが可愛くて仕方ない
まぁ、そのせいで苛めたくもなるんだけど♪
「ほら。もう諦めろって。」
そう言って雫の手を握って学校を出た