運命
仁美『りょうちゃん…ひとみねぇ来月の初めに退院するの…』
凌『えっ!!…本当に??』
仁美『…うん。』
凌は少し間を置いてから悲しい声で言った。
凌『…よかったね』
仁美『…凌ちゃん』
凌『なにぃ??』
わざとらしく、元気に振る舞う凌。
それを感じとり、仁美は泣きながら凌に言った。
仁美『…りょ…ちゃぁ…ん…と逢…えてよ…かったぁ…』
そして、凌も涙が出そうになるが必死にこらえた。
凌『僕も…グス…仁美ちゃんと…グス…友達になれて…よかった…グス…!!』
凌も耐えられなくなりその夜は、二人一緒に大泣きして寝た。
そして…次の日から退院の日までいつものように凌ちゃんと遊びまくった。
そして…私はその病室から旅立った。