ブランケット

あはは、と笑いながら家に入る。

「ケーキ買わないとねぇ?」

「別にいらないよ。」

「お黙りなさい。」

結構夜が更けているのにお母さんは何も言わずに笑う。

家に一人でいるよりも、楽しいと思った。

一晩中どんちゃん騒ぎをして、次の日は日曜日。

起きたらお母さんは仕事でいなくて、朝食と置き手紙がおいてあった。

『寂しいんなら、早く彼氏に迎えにきてもらいなさい。』

…流石、母親。
お見通しらしい。

思わず笑ってしまったけど、目頭が熱くなる。

朝貴に会いたい。



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