夢うつつ
「・・・麗ちゃん・・・?」
ベッドの隣の
椅子に座る、
瞬ちゃんのお母さんが
わたしの名前を呼んだ。
ベッドから垂れている、
一本の白い腕が見えて
わたしの心は晴れ渡った
「瞬ちゃん!」
瞬ちゃんはベッドの上で
眠ってるだけだ。
・・・ここからじゃ、
瞬ちゃんの顔が
見えないや。
「あっ・・・ちょっと
失礼します!
瞬ちゃんの顔が
見たくて・・・」
「えっ、・・・麗ちゃん?」
笑いながら言うわたしに
瞬ちゃんのお母さんが
驚いたように言う。
?
なんでそんなに驚くの?
眠ってる瞬ちゃんの顔を
一目、見たいだけなのに。
「しゅーんちゃんっ!」
わたしはベッドの横に立って
眠っている瞬ちゃんに
笑いかけた。