神様の悪戯
「はぁぁぁぁ〜……」
盛大なため息をついてソファーにもたれかかる。
時計は22時を過ぎてるのに、この広いだけの家には私しかいない。
お父さん、遅いな…
今夜、当直だったけな…?
……まぁ、いっか。
1人の夜に慣れたのはいつからだろう。
物心ついた頃には、1人で過ごす夜の方が圧倒的に多くなった。
最初は寂しくてベッドで泣く毎日だった。
でもいつの頃からかそんな事もなくなって、父が家にいる事の方が不思議な気さえしていた。
幼かった自分に思いを馳せていると、リビングの扉が開いた。
少し疲れた顔をして、父が入ってきた。
「あっ、おかえり。今夜は当直じゃなかったの?」
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