神様の悪戯


残された私は、父が消えていった扉に「バカおやじ」と叫び、さっき以上に深くソファーに体を埋めた。






今日は厄日に違いない……。

雨に降られて、洗濯物はやり直し。最悪な奴にも会って、突然の再婚話。

昼間の事も思い出して、また溜め息が出てしまう。


あの後、有無を言わさぬアイツの車に乗せられて私は家まで送ってもらった。

車中での会話は、道案内のみ。

お互いの事は何一つ話さなかった。



担当教科なんだろ…
アイツに教わるなんて絶対に嫌ッ!!
あーー、タオル返さなきゃだ。
ろくにお礼も言えなかったし、仕方ない。一回くらいはちゃんと話をしなくちゃいけないかな…。



洗いたてのタオルを見つめ、そんな事を考えながら私は眠りに落ちていった。



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