空中ブランコ





「出てきなよ・・・・・・・・・・・」




 メリーの低い声にゾロゾロ出てくる、頭からスッポリ三角形の帽子を肩までかぶった全身黒ずくめの男達



「したっぱどもめ・・・・・」





 男達は敵意を剥き出しにして囲んでくる





 そして、メリーの前にいた1人の元帥が紡ぎだす聖者の私情ごと




「メリー・アレッサ元帥。
なぜお前の護衛を、度々ブチのめすんだがや?」



 メリーが小さく笑う




「護衛?
私を押さえる事ができないのに、私を護れる訳がないでしょ。
そんな使えない護衛はいらないわ…ソーラ元帥。」




 睨み合う両者の目




「………お前は聖者にとって期待の星であり、厄介者だがや。
期待破りは、避けて欲しいものだがな…」


「つべこべ言わないで始めるなら始めれば?」


「…………」


「できるものならね…」




 威圧感がある低い声。
 纏う空気が変わる




「・・・救われたことに、お前の後ろには俺達の敵がいんじゃねぇーだがや。
5[ファイブ]アンドロイドまでいやがって・・・・」




 周りの元帥が彼女の威圧にわずかに怯むのに対し、目の前のソーラは全く動じずシルディ達に目をやる





「彼達を倒せと?」


「そうだがや。
それで見逃してやる。
従わなければ・・・・・お前なら分かるだろ?」




 ソーラの言葉に体を震わせたメリー



 命令に従わなければ、待ってるのは「牢獄の番人」


「(私がこの世で、最も怖いもの・・・)」


「…………」


「何を躊躇うんだが?
目の前の輩は、いずれ俺達と衝突しなきゃなんねぇ、今やっても同じことだがや。
お前は自分の身だけを守ればいい。怖いんだがや?……牢獄の番人が」


「…………」





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