丸太のケーキ
クスクスと笑い始めたと思ったら、天板で顔を隠しながら笑いこけてる。


「俺たち、ばっかみてぇ。」


「ホントに。」


はぁ。と深呼吸をした彼女。

天板を手にしたまま、すっくと立ち上がった。


もう、すっかり男前に戻ってる。


「切る。四隅を切れば四角になるもんね。ちょっとちっちゃくなっちゃうけど良いよね?」


俺を見下ろしながらにっこりと笑った。


「全然大丈夫。」


ちっちゃくなっちゃう方が好都合だし。

残す確率減るじゃん?


立ち上がった俺の背中を押しながら、


「はい。瞭くんはテレビでも観てて。」


「良いの?手伝わなくても?」


「良いの良いの。」


キッチンから追い出された俺は、再びテレビの前。





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