死神⭐アシスタントッ!
「私たちの仕事は霊をあの世へ導くこと。この閻魔帳にそってね」

彼女はヒラヒラとその台帳をちらつかせた。

「閻魔帳?」

「そ、これにはこれから死ぬ人の名前が担当者別に記載してあるの」

「へぇ〜死神もサラリーマン並に大変なんだな」

彼女は台帳を広げると、今日の日付のところを探し始めた。

一月十日。

「今日は一人みたいね」

「ひとり……?」

いつもはもっといるってこと、なのかな。

「多い時は十人くらいいる時もあるわね。人が死ぬのは操作しようがないから」

「まぁ……そりゃそうだよな」

「じゃあ、早速行くとしますかぁ〜今回のターゲットは『宮内茜……二十歳』」


みやうち、あかね……?!


「まさか、そんなことって……」

「翔ちゃん、どうしたの?」

俺は血の気がさぁ〜と引くのを感じとっていた。


「宮内茜は……俺の幼なじみだ」
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