Rain
本当に嬉しかった。


聖夜とおなかの赤ちゃんと三人で幸せになるんだ。






『うん。幸せにしてな。あたしも聖夜のこと幸せにするから。約束する…』



そう言ったあたしの目にどんどん溢れてくる涙を、聖夜は笑いながら拭いてくれた。





『一応さ、親父さんにも妊娠したことと結婚の報告しとかなあかんやろ。また時間作ってもらっててくれる?』

『うん、明日連絡してみる』




あたしと聖夜は、
その日…ずっと抱きしめ合ったまま眠った。
< 222 / 282 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop