MAGICSTORY
『やはり、持っていたか…』



いまだ頭に聞こえてくる声になんの焦りの欠片もない



「ええ、そうですね」




これ、いったい何なの?さきほどポケットから出した左手に乗ったネックレスを見た



なんの曇りもなく、永遠に輝いていられるようなそんな光




「お話、聞かせてください」




いつの間にか、こんな言葉を口にしていた。これは自分に関係あることだ。誰もまだなにも言っていないのに美香の本能がそう告げていた

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