MAGICSTORY
リーンス、いや私は今ここで女神と呼ばれているんだ



かすかに笑った。だって時を超え未来に送り飛ばしたって言っても全くと言っていいほど美香にはその頃の記憶はなかった。そんな私を女神と呼んでもいいのだろうか。



やめてほしい。だけどこのネックレスを持っている限りそれは望めない。



このネックレスが女神の証らしい



そんなことを考えていたら



「俺はあなたを護衛することになった、魔法騎士団隊長、ルチェルです」



緑の瞳が私をとらえた



「敬語やめてくれない…ですか?」


傾きながらつぶやくと


「…」


あぁ、相当困ってるみたいですね…


「お願い!」



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