Virus
み「とりあえず…仕方がないよ裕大。それにあんま言ったら可哀想でしょ?」


裕「うっ…それはそうだけど…」


淳「本当すみません。それで何時間交代にします?」


遊「そーだなー…2時間交代でいんじゃね?」



み「そうね。じゃあ皆寝ていいよ。僕ら前の席で見張るから」



宏「分かった」



こうして静かに車から降りて前の席に向かおうとした時、夕花がみみに声をかけた。



夕「あっ、みみー?そこの前の席の上る所…結構高いから気を付けてねー」



み「マジで!?」



見てみると確かに少し高い。



み「パパめぇ…少しくらい低くしろよなぁ…」



身長の低いみみにはちょっときつそうだ。



淳「大丈夫ですか?」



淳志がもう運転席の方に乗り込んでみみに手を差し出した。



み「あっ、ありがと〜」



その手をとって上に上がるみみ。



裕「なっ!…あ…淳志!みみに手ぇ出したら赦さねぇからな!」




淳「そ…そんな事しませんよ」



遊「あぁ、淳志はそんな事しねーから大丈夫だよ」



裕「な…ならいい良かった…」



遊「天然たらしだけど…」


と遊志がボソッと言ったが誰も聞いていなかった。



涼「とりあえず睡眠とろう」



み「そーだよ。今のうちに寝ときな。おやすみ」



淳「おやすみなさい」



皆「おやすみー」



それから皆、寝始めた。
< 81 / 426 >

この作品をシェア

pagetop