女王様とお調子者 **恋の花が咲いた頃**

『あ…』

「ん?どうした?」

『い、いえ!』

慌ててそう言い返す。

カウンターの下に置いて置いたクッキーを見て渡さなきゃいけない事を思い出して思わず声を出してしまったのを誤魔化し、片付けを始める。


だけどやっぱり気になっちゃって、どうやって渡そう…とか考えてしまう。


あ~本当にどうしよう…。

でも何も告白する訳じゃないし…

みんなのも受け取ってたっぽいし…

適当にパパッと渡せば良いよね…。


そう考え、片付けを終わらせたあたしは、そっとクッキーの入った袋を手に取った。



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