女王様とお調子者
**恋の花が咲いた頃**
『あの…』
「ん?お~!終わったか?」
いつものように椅子に座ってる先生に声をかける。
『はい…』
「おし!じゃあ閉めるか!」
そう言って元気よく立ち上がり、出口に向かう先生。
どうしよう…。
早くしないと先生行っちゃう!
『あのっ…!』
先生の背中に急いでそう言って呼び止める。
「ん?どうした~?」
振り向いた先生が首を傾げる。
だけどあたしはそれ以上何も言えなくなっちゃって、袋を握りしめて俯く。