女王様とお調子者 **恋の花が咲いた頃**

「待ってよ~。そっちだけ盛り上がって、俺の話しまだなんだけど~」


腕を掴んできたのはチャラ男。

存在忘れてた…。

っていうか…


『離して下さい。私は話なんて無いんで』

こんな男と話しても意味無いし。


「相変わらず素っ気ないね~。俺は話しあるのに~」


語尾伸ばすな!


しかも全然、手離さないし!


「とにかく、2人きりで話したら~?ほら、絶好の場所があるしぃ~?」


小野が指指す方向は…



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