秘密の彼氏


「えっと…。まだ少し寝てたいって!!」



実は…



「そっか。てゆうか拭石進って名前さ。
あれ、二組のヲタク拭石と同じ名前だよね。
同姓同名でも,あれほどルックスって違ってくるもんなんだねー」



みんなには、あたしがヲタク拭石と付き合ってるとは言ってないのだ!!!


新しくきた新入生。


ってことにしてる。



……先生は薄々気づいてるらしいが、空気を読んで口には出さない。



「だね~!ヲタクとかまじあり得ないっ」



心の中では"ごめんね進!"を連発。



「岸上さん、いつから来てたの?」



「へ?!」



気づいたらプリントを抱えた先生が目の前にいた。



「なっ,何言ってるんですか先生!!最初から居ましたよー!」

「そうですよ!あたし一緒に会話してましたもん」


何も言わないのに敦美はフォローしてくれる。
これは遅刻常習犯なあたし達だからこそ出来るのだ!






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