姫と竜 *王子が誘拐*


「我は…我にもまだ 心は残っていたのか…」



刺し反された 瞳に

心が揺れた。



迷う事なく向けられるその瞳に


私の心は熱を帯び


胸を焦がされた。



美しい娘よ…

私はその瞳が欲しい…

その心が…



長い年月の中で失ってしまった何かを取り戻せる気がする──。



気が付くと、

突飛ばされた身体を起こし
アクトは走り出した──。



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