親友!?幼なじみ!?恋人!?


「藤森くん…ちょっと。」

部長に呼ばれて席を立つ。



傍まで寄ると、書類を広げ次の商談について話し始めた。



このままいったら…勢いで好きって言ってしまいそう。


そんなこと…したら、もう一緒にいられなくなる。



そんなの・・・イヤだよ。




「…くん?藤森くん?」

「えっ?」

「考えことか?」

「あっすみません…」


いけない!

聴いてなかった…



もう、わたしのバカ!




でも、



この商談の仕事…できない!






「部長…わたし他の仕事がたてこんでまして。他の方と替わらせてください」


一礼して自分の席に戻る。



これで、良かったんだ。


良かったのよ!


良かった…のかな?



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