親友!?幼なじみ!?恋人!?


もちろん、返事は返ってこないのを前提。


とりあえず、返ってくるまでいろんな話題を聞こうと思ってたんだ。



だけど、


「…嫉妬したから」


ちょっと低くて小さな声と予想もしてなかった言葉が返ってきたことにビックリした。



「嫉妬?」


「うん。美波に嫉妬した。この前話した時、AKIRAはまだ美波が好きなんだなって思ったら美波に嫉妬して、AKIRAにあたったの。ごめんね」


「あ?…あぁ」


まさかの答えに簡単な言葉しか出てこない。



嫉妬?


嫉妬するってことは、


「まだ俺のこと好きなわけ?」



ただ知りたい。


グレニスがどう思ってるのか。


俺をまだ好きでいてくれてるのか。




グレニスに視線をやると、耳を含めた顔全体を真っ赤に染めていた。


その姿を見て、俺まで恥ずかしい気持ちになって少し俯いてしまった。




< 339 / 400 >

この作品をシェア

pagetop