親友!?幼なじみ!?恋人!?

「あぁー・・・前からあぁなの。」

「前から??いつからの付き合いなの?」


真琴は深いとこまで聞こうと尋ねてくる。瞳がいつも以上にキラキラしてる。

なんか…嫌な予感。


「えっとぉ~・・・」

言葉を濁らせていると、すかさず慎吾が割って入った。


「なんだよ、早く言えよ。」

慎吾の言葉で仕方なく…


「・・・3年前から。」


もうこれ以上は言いたくない!!って思った時だった。





嫌な予感はこのことを指していたのでしょうか。


三人の誰にも言ったことのなかったこと。まさか…こんなとこでバレるなんて。

どれもこれも稚早のせいだぁ!!!!










「俺たち、付き合ってたんですよ。3年前。」

それぞれの席の前に注文した飲み物を置きながら、白々しく稚早が言った。



サァーと血の気が引いていく思いだった。


顔が引きつるのを感じながら、稚早の方をゆっくりと見た。


稚早はわたしが放つ冷気を感じとったのか、わたしの表情を素早く確認すると何も言うことなく苦笑いで足早にその場を立ち去った。




稚早~!!!!!!

今は何もしないけど(慎吾たちがいるから。)、今度来たら覚えてなさいよぉ!!!!!


あの口の軽さをぜっっっったいに直してやる!!!!


心に強く誓った。


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