親友!?幼なじみ!?恋人!?

ふいに聞こえてきた階段を上る音。


それが慎吾だと気づくと


「ごめんなさい!」

それだけ言って、真琴は足早に自分の部屋に消えた。



それを見送ると、額に手をあて大きなため息を一つ溢した。


なにやってんだ、俺・・


一人になって少し冷静になったのか、そんなことを思ったり。



ホントは判ってる。

このままじゃいけないって。

でも判ってても、とってしまう行動はどれも相手を傷つけてしまうものばかり。

俺が一番判ってるのに、俺が一番みんなを追い込んでる。


あと半年・・・

あと半年の間に解決しなければ・・・


そう思うのに‥


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