ヴァンパイアの花嫁 番外編②
「レオンを襲ったのはあなたなのっ?」


「私が閣下を襲ったらここにいられないだろう 私は指示しただけだ」



立ち上がり薄気味笑いを浮かべながらティナの元へ近づいてくる。



「来ないでーっ!」



ティナは恐怖に吐き気がこみ上げて来た。



「どうしてレオン閣下はこんな小娘を伴侶に選んだのだ?」



顎をつかまれグイッと上を向かされる。



「お前はヴァンパイアになってまだ日が浅い、血を見ただけで瞳を紅くするから魔女狩りにあうんだ」



「あなたが仕組んだ事じゃないっ!」


身動きが出来ないティナはアードルフを睨みつけるしかなかった。



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