この腕の中で君を想う
駅に着くと、ゆっくりとした足取りで切符売り場へ向かう
この時間帯は人が疎らで、すんなりと切符を買うことができた
『ありがとうございます』
「…どうも」
満面の笑みを浮かべている駅員に切符を切ってもらい
改札口を抜けると、長い階段を下りて駅のホームへ足を運ぶ
すれ違いに見るのは帰宅途中の疲れたサラリーマンや、集団で馬鹿笑いをする学生がちらほら
大して気にも止めず、丁度やってきた電車にそそくさと乗り込んだ