この腕の中で君を想う
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会社から出る頃には、すでに9時を回っていた
今日は特別早く帰る理由もなく…かといって飲みに行く予定もたった今なくなってしまった
今から一応友達である増田を飲みに誘うとなると…駄目だ
かなりの酒好きなアイツのことだ…この時間はすでに出来上がってるはずだ
時間を持て余した俺はある考えに至った
「電車で帰るか」
車は会社に置いておいても問題ないし、なによりここのセキュリティーはかなり厳重だ
まず盗られることはないだろう
多少の時間潰しにはなるのではないのか
なんて、我ながら頭の悪い考えで自分を無理やり納得させると
思い立ったが吉日。さっそく駅へと向かった