この腕の中で君を想う
「あれ…私何か言ったっけ?」
あさっての方向を見てしらばっくれてみるが効果ナシなようで…
「お前…学習能力ゼロだよな。初めて会った時も俺に言っただろ」
溜め息混じりで私に言ってくる白山に私は頭の引き出しを手当たり次第引っ張り出す
たしかあの時…言い合いになって
"慰めてやろうか?"
……
"おじさんに慰められる筋合いはないわよお・じ・さ・ん・に!!"
…あ
確かに言った記憶がある
つまり、白山の言った通り私の学習能力はゼロなのか…なんかヘコむ
「…おい」
軽く現実逃避していたら少し低めの声が聞こえてきて
「…なに?そんな顔しても別に謝らないから」
言ってきたのはそっちからだし
悪びれる様子を見せずあくまでも強気な姿勢で睨む