幸せな結末
「えっ?」

私たちは声をそろえると、驚いて東雲さんを見つめた。

「もう夜遅いし、それに明日は休みだろ?」

「あ、そうですね。

じゃあ、お言葉に甘えて」

そう言って頭を下げた一也さんに、東雲さんは優しく微笑んだ。

それから理彩さんを見ると、
「和室の方に、来客用のふとんを敷いてきてくれ」
と、言った。

理彩さんはソファーから立ちあがると、リビングを出た。

「あの…」

私は東雲さんを見た。

「んっ?」

「ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

それから、ありがとうございます」

そう言った私に東雲さんはクスッと笑うと、
「律儀なところは、共通してるんだな」
と、言った。
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