いちごキャラメル
「今日はね、」
そっとベッドに近寄る
「スペシャルゲストが
きております!」
「え、誰だろ。
ずいぶん嬉しそうだな」
ははっと侑貴くんが笑う。
だってね、
きっと侑貴くんは
その子をみたら喜んで
くれるから。
「はい、どうぞ!」
バラエティー番組の
司会者がやるように
病室の入口を示す。
少し間があいて、
小柄な女の子が入ってきた。
「ひ、久しぶりです」
「理帆...」
侑貴くんが
目を丸くして理帆をみる。
今日、あたしは
理帆を初めて病室に呼んだ。
侑貴くんに
仲直り後のあたしたちを
みて欲しかったから。
「理帆とは色々あったけど
最高な親友なんだよ」
あたしの言葉に
理帆が照れくさそうに笑う。
侑貴くんは
自分のことのように笑顔になる。