女王様はメイド様?!①【完】
今日からあたしと翔は赤の他人。


クラスは同じだから嫌でも一度くらいは話すことはあるかもしれない。


それでも今まであたしたちの間にあったことはすべてなかったことになる。


あたしたちは、

たまたま隣の席のクラスメイト。


どこにでもあるようなそんな関係。


夏休みが明ければ、席替えをしてきっと離れてしまうだろう。


ただのクラスメイトなら離れておしまい。心がつながってさえいればどんなに離れていようと怖くなんかないのに。


もうメイドと主人なんて現実離れした関係は終わったんだ。


メイドと主人という関係に満足していたわけではないけれど、メイドという肩書きで翔の傍にいられたならそままでいたかった。


一緒にいた日々をなかったことになんかできない。


あんなに楽しかった毎日を忘れるなんてできない。



あたしは…ただの隣の席のクラスメイトだなんて思えない。

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