秘密の★オトナのお勉強③
「へぇ。ちいちゃんは東京の出身なんだ。いいなぁ、都会って便利そうで」
「そんな千紗は何処から来たの?」
既に届いていた荷物をあさって、洋服を畳んだり、ハンガーに掛けてクローゼットの中に収めたりしながら、あたしは千紗と雑談を繰り広げていた。
話してみると、千紗は外見も内面も“お姫サマ”で、凄くおっとりした性格だ。
ホラ、ちょうど今千紗が着ているルームウェアも、ピンク地にレースが付いた、いかにもお姫サマです!というようなモノだし。
あたしがフリフリレースのルームウェアなんか着たら、きっと周りは大反発だ。
だってあたし、お母さん似だし。
「あたし、この間までオーストラリアにいたの」
「は?」
「だけど高校は日本がよかったから、親にムリ言ってココに入学したんだぁ。だって高梨学園、全寮制だから迷惑掛からないし?」
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