秘密の★オトナのお勉強③



「へぇ。ちいちゃんは東京の出身なんだ。いいなぁ、都会って便利そうで」



「そんな千紗は何処から来たの?」




既に届いていた荷物をあさって、洋服を畳んだり、ハンガーに掛けてクローゼットの中に収めたりしながら、あたしは千紗と雑談を繰り広げていた。


話してみると、千紗は外見も内面も“お姫サマ”で、凄くおっとりした性格だ。


ホラ、ちょうど今千紗が着ているルームウェアも、ピンク地にレースが付いた、いかにもお姫サマです!というようなモノだし。


あたしがフリフリレースのルームウェアなんか着たら、きっと周りは大反発だ。



だってあたし、お母さん似だし。




「あたし、この間までオーストラリアにいたの」



「は?」



「だけど高校は日本がよかったから、親にムリ言ってココに入学したんだぁ。だって高梨学園、全寮制だから迷惑掛からないし?」




.
< 34 / 37 >

この作品をシェア

pagetop