秘密の★オトナのお勉強②
CM撮影の仕事が終わったのは、辺りが既に暗くなっている時間帯で。
スタッフの「お疲れ様でしたー!」という威勢のいい声と共に、本日の仕事が終わった。
あたしも、項垂れている菊池と共に、貞永の元へと向かう。
「お疲れ様!CM、イイ感じになりそうだね」
「そうだな…って、菊池はどうしたんだ?」
撮影の出来に満足しながらも、貞永はあたしの後ろで気力を無くしている菊池に視線を向ける。
一日でマネージャーの仕事のほとんど叩き込まれた菊池は、これまでの強気な態度から一変、疲れをどっと見せ、誰も俺に構わないでくれオーラを出していた。
「菊池、大丈夫か?」
「なんとか生きてます」
貞永の問い掛けに苦笑いを浮かべながら答えた菊池は、そっとあたしの方に視線を向ける。
その表情からは、「お前覚えとけよ」的な事が読み取れて。
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