秘密の★オトナのお勉強②



「何を企んでるのよ、貞永…」



「イヤ、このオムライスが成功してたら、今日で料理のレッスンは止めて頂きたいな…と」




この敬語が、妙に怪しいと思うのは、あたしだけ?


貞永から差し出されたスプーンを受け取ると、あたしはオムライスを一口、口元へと運んだ。


…そして、絶句した。




「どう?今日の出来は」



「…お、美味しい…」




そう声に出してしまうほど、貞永の作ったオムライスは美味しかった。


ふわふわの卵が、口いっぱいに広がっていく。


中に入っているチキンライスも、絶妙な美味しさで。




「さ…貞永…」



「という訳で、今日からレッスンはおしまい。いいだろ?」




明らかに、あたしよりも料理上手いよ、貞永。




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