秘密の★オトナのお勉強②
そのテーブルには、二人が作ったと思われる料理が、大きめの布で隠されてある。
…だが。
何かがおかしい気がする。
他の出演者の人が作っていたメニューは、品数も多く、布でギリギリ隠れるくらいの料理の量だったのに。
貞永と隼人のメニューは、布越しでも分かるくらいに少ない。
というか、ほとんど布が余ってしまっているというオプション付き。
…一体、二人は何を作ったの?
というか、隼人が言っていた「いい手」も気になって仕方が無い。
さっきまで安心しきっていた心が、再び不安に覆われる。
ギュッと心臓に近い服の部分を握った時、司会者の明るい声が、会場に響き渡った。
「それでは、メニューオープン!」
その瞬間、司会者の手が、料理を覆っている布を取り去った―――
.