秘密の★オトナのお勉強②



「お疲れ、貞永」



「ヤベー、かなり眠いわ」




特等席である助手席に座るなり、貞永のまぶたが下がっていく。


…いつもの貞永なら、撮影が終わった後も、元気がありふれているのに。あたしの想像以上に、撮影がハードだったようだ。


いつもと様子が違う貞永を目の当たりにして、あたしは優しく声をかける。




「いいよ、寝てて」



「あゆ…?」



「疲れたでしょ?あたしが安全に貞永を送り届けてあげるから、ゆっくりと寝てていいよ」




あたしの一言に安心したのか。


トロンとした目で微笑んだ貞永は、直後に夢の世界へと旅立って行った。



寝顔を観察すると、やっぱりイケメン俳優と言われているだけある。


顔のパーツが綺麗過ぎる程に整っていて、女のあたしでも嫉妬してしまいそうだった。




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