秘密の★オトナのお勉強②



車を走らせる事一時間。

珍しく渋滞に嵌まる事もなく、スムーズに貞永宅へと到着した。




「貞永、着いたよ?」



「あ…?着いた、のか…?」



「うん。眠いのも分かるけど、家に入らないと」




あたしはエントランスの前にある、来客用の駐車場に車を停めると、貞永を支えながらマンションのエレベーターに乗り込む。


夢の世界と現実を彷徨っている貞永は、目を半開きにさせながらも、起きようと必死。



別に、駐車場に車を止めてまで、貞永の送り迎えをする必要もないんだけど…

何故か、今日だけは心配になった。



こんな状態の貞永を見た事がないから、ちゃんとサポートしよう、というマネージャー精神が出始めてしまったのだ。




「貞永、家に着いたよ?」




エレベーターが目的の階に到着し、あたしは貞永を引きずって、家の前まで連れて来る。


ずっと前に貞永から貰った合鍵を鍵穴にさして、ドアを静かに開けた時だった。




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