秘密の★オトナのお勉強②



貞永から連絡を受けたのは、太陽による光が消えてから、数時間も経った頃だった。


そろそろかな…と車内で待機していたあたしに、ケータイが着信を知らせる。


ディスプレイを見ると、そこには予想通りの人物の名前が。




「もしもし、貞永?」



「今終わったから。早く迎えに来いよ」



「あ、あたし今ビルの駐車場に居るから。準備が終わったら来なよ」



「了解」




用件だけ済ませて、あたしはケータイの通話を終了させる。


今日の撮影は重要シーンだっただけに、どこか電話越しの貞永は、疲れているように感じた。



…仕方ない。

今日は、彼女であるあたしが、癒してあげようかな。



そんな事を企んでいると、コンコンと車の窓を叩く音と共に、疲れ切った貞永が、あたしの車の横に立っていた。


ガチャ…とドアを開けてあげると、貞永は素早く車の中に乗り込む。




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